今回は、JAVAを動かすための開発環境の構築手順をわかりやすく解説していきたいと思います。
未経験、初心者の方でも理解しやすいように、一つ一つの工程をすべて図解していますのでご安心ください。
JAVAを動かすために必要なもの
- JDK(Java Development Kit)
- Eclipse
以上2点のみです。
簡単に説明すると、JDKはJavaで開発を行うために必要なソフトウェアを一つにまとめたもの。Eclipseはプログラムの実行やデバッグなど、開発業務をより簡単なものにしてくれるツールです。
それではさっそくJDKとEclipseをインストールしていきましょう!
1. JDKのインストール手順
JDKにはバージョンがいくつもありますが、今回は企業の本番環境でもよく使われているJDK 11をインストールしたいと思います。
1-1. JDKをダウンロードしよう!
JDKのダウンロードページに移動したら、「Windows/x64 Java Development Kit」を押下し、ダウンロードします。
1-2. ダウンロードしたJDKを配置しよう!
ダウンロードが完了したら、展開して開きましょう。
※展開ソフトがない場合は開くことができないので、開けない方はこちらから7zipをインストールしてください。
展開した「jdk-11」を右クリックして「コピー」(①)。
Cドライブに移動します(②)。
移動先(Cドライブ)の空いたスペースを右クリックして「貼り付け」。
1-3. 環境変数を登録しよう!
最後に環境変数の登録していきます。
画面左下の検索欄に「Windows PowerShell」と入力します(①)。
検索結果を右クリック→「管理者として実行」を選択してWindows PowerShellを起動します(②)。
システム環境変数は管理者権限でないと編集できないためこのような方法で起動しています。
起動後は下の画像のような画面になっています。
ここに「Start C:\Windows\system32\rundll32.exe sysdm.cpl, EditEnvironmentVariables」と入力してENTERキーを押すと、環境変数の編集画面が表示されます。
下側の「システム環境変数」の欄から、「Path」を選択して、下の編集ボタンをクリックします。
編集画面が開いたら、新規ボタン(①)を押すと新しく行が追加されるので、「C:\jdk-11\bin」と入力して(②)右下の「OK」ボタンを押下します(③)。
編集画面が閉じたら、先ほどの環境変数の画面も「OK」ボタンで閉じましょう。
以上でJDKのインストールが完了しました!
1-4. インストールがうまくいったか確認しよう!
念のため、JDKがインストールできているかを確認してみましょう。
「Windows + R」ボタンを押して実行ファイルの検索ボックスを表示し、「cmd」と入力しエンターを押してコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプト上で「java –version」と入力してエンターを押し、JDKのバージョン情報が表示されていればインストール成功です!
2. Eclipseのインストール手順
続いて、Eclipseをインストールしていきましょう。
2-1. Eclipseをダウンロードしよう!
今回はEclipseのバージョン2020をインストールしていきます。
Windows 64bitの欄にあるJAVAのFull Editionをクリックしてダウンロードします。
2-2. ダウンロードしたEclipseを配置しよう!
ダウンロードが完了したら、矢印マークをクリックし「フォルダを開く」を選択します。
フォルダが開けたら、ダウンロードしたzipファイルを右クリックし、「7zip」 (①)→ 「ここに展開」(②)を選択します。
展開が完了すると、「pleiades」というフォルダが出現します。
このフォルダを右クリックし、「切り取り」を選択します(①)。
その後Cドライブに移動(②)し、何もないスペースで右クリックして貼り付けます(③)。
これでEclipseの用意も万全です!
Eclipseの起動方法
それでは、実際にEclipseを起動してみましょう!
「pleiades」(先ほど配置したもの)→「eclipse」→「eclipse.exe」
からEclipseを起動します。
特にこだわりがなければワークスペースは初期のままにして「起動」を押します。
問題なく起動できれば完了です!!
毎回この手順で起動するのは面倒なので、デスクトップにショートカットを作っておくと便利です。
ショートカット作成方法・・・「eclipse.exe」を右クリック→「ショートカットを作成」→作成したショートカットをデスクトップに配置
今回はJAVAを動かすための環境構築の手順を解説しました。
実行環境は整ったものの、何から手を付けていいか分からない。。という方もいらっしゃると思うので、次回はWEBアプリの作成方法について解説したいと思います。